ピアノのペダルには､演奏に深みと表現力を加える役目があります｡

この記事では､ピアノに備わっている各ペダルの機能と
正しい使い方を解説します｡

まず､ピアノには通常3つのペダルがあります｡
左からソフトペダルウナ・コルダ､ソステヌートペダル､
ダンパーペダルサステインペダルです｡

･ソフトペダルウナ・コルダ
ソフトペダルは､音量をやわらげる効果があります｡
主に優しい音色や､弱奏する部分で使います｡
このペダルを踏むと､ハンマーが弦に対して少し横に移動し､
弦の一部分だけを打つことで音量が下がります｡

･ソステヌートペダル
ソステヌートペダルは､特定の音だけを長く伸ばすのに使います｡
特定の音符を押した状態でこのペダルを踏むと､
その音だけが持続し､他の音は通常通りに止まります｡
繊細な演奏や効果を出す際に使用します｡

･ダンパーペダルサステインペダル
ダンパーペダルは最も一般的に使用されるペダルで､
押された鍵盤の音を持続させる効果があります｡
このペダルを踏むと､すべてのダンパーが弦から離れ､
押された鍵盤の音が自然に消えるまで響き続けます｡
豊かな響きや､コードのつながりを出す際に有効です｡

このように､曲調や表現したい感情によってペダルを使い分けます｡
ただ､過度にペダルを使用すると演奏を曇らせる原因にもなるので
バランス良く使用する必要があります｡

ピアノのペダルを上手く使いこなすことで演奏に深みを出し､
聴き手に感動を与える演奏を目指しましょう｡