今、小学4年生のたかしくん(仮名)は、
小学1年生の終わり頃からピアノを習いに来ています。
最初はお母さんに勧められて始めたこともあり、
あまりやる気がなく、レッスン中に眠くなって
寝てしまうこともありました。
でも、少しずつピアノに興味を持つようになり、
今では楽しくレッスンに取り組んでいます。
ある日、たかしくんから
「お母さんの誕生日に好きな曲を弾いてあげたい」と
相談を受けました。
その曲はKing Gnuの「硝子窓」。
楽譜を購入して渡すと、たかしくんは
「お母さんに内緒にしたいから、楽譜代は自分のお小遣いで払う」
と言って、お小遣いで支払ってくれました。
それから少しずつ練習を重ね、
ピアノに対する気持ちがどんどん膨らんでいきました。
お母さんからは、「この曲がちゃんと弾けたら、ピアノをやめてもいいよ」と
言われたそうですが、私は「あと5年くらいかかるかもよ!」と冗談を言ったところ、
たかしくんは「え~わかった、がんばる」と笑って答えてくれました。
彼の中で、ピアノが生活の一部になりつつあることがわかり、心が温まりました。
そして今週のレッスンでは、学校の音楽会の伴奏の楽譜を持ってきて、
「これをやってみたい」と言ってきました。
どうやらオーディションに挑戦したいそうです。
自分から進んで新しい挑戦をしたいというたかしくんの言葉に、
彼の成長を感じました。
たかしくんは、最初は年齢より少し幼く、
弾けないことにイライラして癇癪を起こすこともありましたが、
今では大人っぽくなり、しっかりした姿を見せています。
そして何より、お母さんを喜ばせたいという
優しい思いを持った子に成長しました。
ピアノを通じて、たかしくんの心の成長に
寄り添えたことに感謝しています。
ピアノが彼の脳に良い影響を与え、
情緒的な成長にも繋がっていると感じます。
ピアノこころのほけんしつ認定教室
江戸川区 一之江・葛西 すがめぐみピアノ・リトミック教室
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