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ピアノこころのほけんしつ物語その2~ピアノ教室で心のケアを~

中学生の桜子ちゃん(仮名)は、音楽大好き、ピアノ大好きな女の子。
ある日、お母様から『体調不良でレッスンお休みします』と連絡がありました。
翌週、またお母様から
『今日も体調があまり良くありません。
体ではなく心の方が…ピアノに行くことも
渋っていましたが、話をして行くように言いました。
もし本人が何か話をしたら聞いてもらえますか?』
と連絡をいただきました。

あんなにピアノ大好きな桜子ちゃんが、
レッスンに来ることを渋るなんて、
余程のことだと思いとても心配して待っていました。

いつもは笑顔で元気よく挨拶して
教室へ入ってくる桜子ちゃん。

その日は明らかに表情がいつもと違い
元気のない様子でした。

私はさりげなく
『その後、体調はどう?』
と聞くと、

桜子ちゃんは
『先週よりいいのですが…
まだイマイチ…
どちらかと言うと心が…』
とポツリポツリと話し出しました。

その日は、桜子ちゃんの心に溜まっていたモヤモヤを
吐き出しているうちに、
あっという間にレッスン時間は終わりましたが、
帰って行くときの表情は
晴々したいつもの笑顔に戻っていました。

心配なことがあって、勉強も大好きなピアノも
殆ど手につかなかったそうです。

そしてその翌週、レッスンに来た桜子ちゃんは
いつもの笑顔でした。

でも
『先生、今日もお話があるので、
レッスン時間の半分話して、
半分レッスンでお願いできますか?』と。

少し話した後ピアノを弾き、
帰り際桜子ちゃんが
『話を聞いてもらってスッキリしたのと、
教室でピアノを弾いたらまたピアノがんばろう!って
やる気が湧いてきました』
と言って何か吹っ切れたように
元気に帰って行きました。

ピアノ教室は、ただ音楽を学ぶ場ではなく、
子どもたちが安心して心を開ける場所です。

「ピアノこころのほけんしつ認定教室」は、
音楽を通じて子どもたちの心のケアに力を入れています。

お住まいの地域で認定教室をお探しの方は、
こちらのサイトからご確認いただけます。